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HIV検査について

執筆者:日本性感染症学会認定医 内田千秋

HIV検査は、AIDS(acquired immunodeficiency syndrome, 後天性免疫不全症候群)の原因である「HIVウイルス」が体内に感染しているかを調べる検査です。

HIVに感染すると身体のなかでHIVウイルスが増殖し、その後HIVウイルスに対する「抗体」が生成されます。

一般的な「HIV検査」とは、体内にこのウイルス(抗原)や抗体があるかを調べる検査を指すことが多いです。

しかしウイルスや抗体は、感染してから検査で検出できるようになるまでにある程度の期間(ウインドウピリオド)が必要とされています。

感染機会から検査までの日数が短いと、実際は感染しているのにも関わらず「陰性」となってしまう可能性があります。

そこで近年では早期発見のため、前述よりも短い期間でウイルス遺伝子の有無を調べる「核酸増幅検査(NAT検査)」を行う医療機関が増えつつあります。

【HIV検査の種類と流れ】

HIVの検査は大きく分けて2種類です。

①HIV1型・2型スクリーニング検査

・HIV-1/2抗原・抗体検査(PA法、EIA法、イムノクロマト法など)

※日本を含めた、世界で報告されているHIVのほとんどが1型であり、2型は西アフリカやフランス、アメリカ、インド、韓国などの一部の地域で報告されている程度の頻度です。

②確認検査

・ウエスタンブロット法、核酸増幅法(RT-PCR法、TMA法など)

HIV検査は、まず初めにスクリーニング検査を行います。ここでの結果が陰性の場合、「HIV検査陰性」と判定されます。

ただし、後述する「ウインドウピリオド」に注意しなければなりません。

陽性の場合は次のステップである「確認検査」へと進みます。

確認検査では、「ウエスタンブロット法」と「核酸増幅法」を同時に行います。

ここで陽性であれば、「HIV感染」となり、陰性の場合は「HIV陰性(スクリーニング検査時は疑陽性)」となります。

スクリーニング検査の陽性には、HIV感染によるものと、HIV以外の反応による「疑陽性」が含まれています。

この疑陽性は体質によるもの、特に妊婦さんに多く見られますが、その理由は明らかになっていません。

【あおぞら研究所での検査】

「スクリーニング検査」をECLIA法(第4世代)で行います。

もし、この検査で疑陽性判定が出た場合は、無料で「確認検査」をウエスタンブロット法で行います。(但し、郵送検診で「核酸増幅法」は行えません。)

【ウインドウピリオドについて】

HIVのウイルスや抗体を調べるスクリーニング検査ですが、これを検出できるようになるまでの期間を「ウインドウピリオド」といいます。

HIVに感染した場合、感染機会から約4週間ほどでHIVに対する抗体が検出されるようになります。

つまり、感染機会から4週間以内に抗体検査を受けた場合は、実際に感染していても陰性となる可能性があります。但し、あおぞら研究所では感染機会から3ヶ月以上経過してからの検査をお勧めしています。3ヶ月以上経過して陰性であれば陰性が確定します。

一方で、確認検査に用いられることの多い「核酸増幅法」では、感染機会から約2週間ほどでHIV-1型の遺伝子が検出できるようになるため、早期発見・早期治療に繋がります。

【どんな時に検査を受けたら良いか】

HIVの主な感染経路は性行為、母子感染、注射器の使い回しなどです。

コンドームを用いない性行為や、よく知らない相手と性的接触をもってしまったなど、不安な行為があった場合にはいつでも検査を受けられたほうが良いでしょう。

症状が出ないと検査を受けない方も多いですが、感染していても症状が出ないことがあるため判断しにくいのが現実です。

【検査を受診できる機関】

スクリーニング検査は、全国の保健所で匿名・無料で受けることができます。

ただし、検査を受けられる日が固定されていたり、結果が出るまでに1週間程度かかる場合があります。

また、医療機関でもHIV検査を行っているところがあります。

費用はかかりますが、最短でその日のうちに結果が判明するなどのメリットがたくさんあります。

核酸増幅検査は郵送検診では検査できないため、医療機関で検査を行う必要があります。

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